だんだんと、体のどこがズキズキ痛むのか、わからなくなる。 どうして、こんなに体がぐらつくのか、かわからなくなる。 体の栓がはずれて、感覚の水が抜けていく、抜けていく。 無力感に、おかされていく、おかされていく。 「おまえは、眠り姫か」 まといつく、よどみのうちに意識がさめた。 ごく眼前で、ゴウダの顔が、二重になっていた。