あたしは走りながら、あぜんとしていた。 ひとりでに笑みがうかび、すがすがしい気持ちがこみあげる。 ゴウダと対面したらさいご、震えあがって凍りつく、そう思いこんでいた。 なのに事実は、あますとこなく冴えわたり、体中に力がみなぎっている。 うしろから肩をつかまれた。 くるっと簡単に、身を返される。 ふりむきざま、たかい位置の股間を、ようしゃなく蹴りあげた。