どうにか長いメールを打ちおえ、送信するだんになって電波がとぎれた。 「くそっ!」 あたしは吐きすて、演技過剰ぎみに前のシートをけりつける。 「まあ、リタちゃん!」 ハハオヤが、となりでおびえた声をもらし、タクシーの運転手にあたふたと言い訳をくりひろげる。 「どうもすみません。うちの子はすこし落ち着きがなくて」 「いえいえ」 運転手が、あいそよく受け流しかけたそこへ、