カメラの液晶に浮かぶのは、うっとりと頬を染めた玲奈ちゃんで、僅かに開いた唇まで女の色香を漂わせている。 「ある程度、仕方ないっスね。玲奈ちゃんは礼治さんにベタ惚れだから」 くいっとグラスを煽った伊部さんが答える。 「伊部ちゃん、おじさんを買い被りすぎ。でもまあ…あのマネージャーには注意が必要だね」 頷きあって確認すると、カメラをケースに納める。なんだか座が白けてしまったので、皆部屋に帰ることになった。