それは…誰かの人に仕えて
その人との約束を守り抜く事だ。
私達に手を差し伸べて助けてくれた人は
長州の桂小五郎さんだった。
『逃げの小五郎』?
それがどうした??
私達はあの人に助けられた,
そして、今を生きているんだ
桂さんのおかげで私は恋を出来た。
それが桂さんの敵の『人斬り集団新選組』だ。
その内の一人に恋をした。
でも、立場が違うし逢瀬も出来やしない。
彼は私にとって優しく暖かな桜だった。
暖かなその眼差しに私は何度も救われた。
だけど、せめて想いを伝えたかった……
ー『貴方が好き』だと。
こんなにも想う程、貴方が好きだから……
『……お幸せに暮らして下さいね』
ここからでも届くならば貴方に伝えたい。
出来るならばこの想いを
風花に乗せて貴方まで届けたい
貴方を好きになって良かった
貴方を愛せて良かった
これからもずっと貴方を想い続けます。
私がいた事を覚えてくれているだけでも嬉しいです
だから…
『……変わらないでいて下さいね?』
そう思えた物語が今、始まったのだった。