俺はお前だけ。



――――

中学3年生になったばかりの春


バタバタ

「行ってきまーす」

お母さんが作ってくれたお弁当を持って
急いで家を出た。

「はいはい
行ってらっしゃい」


呆れた顔をしながらも優しく見送ってくれるお母さんがあたしは大好きだった。


学校に着くと

「おはよ〜」

声をかけてくれる友だち

「みっちゃん おはよー」

親友の優心


「おーい 瑞乃 はよ
この間 借りてたCD めっちゃよかった」

「ほんと?よかった!」

中2の終わりから付き合い始めた彼氏も
いて幸せな毎日だった。


これからもこの幸せが続くと信じて
疑わなかった。