ってか 「勝手に名前で呼ばないで」 「いいだろ 別に 俺は久我 紘也だ 紘也って呼べ」 「やだ」 そっぽを向きながら答える。 「ふーん」 男の声がワントーン低くなった。 もしかして怒った? でも知るか なんで命令されなきゃ いけないのよ そんなことを思っていると男はニヤッと 怪しい笑みを浮かべて 腕を掴んだまま 近づいてきて そのまま扉に押さえつけら れた。