あの変な男に会ってから1週間


至ってなにもない学校生活を送っていた

楽しいわけじゃない




唯一 楽しいのは優心といるときだけ



「みっちゃん?」


「ん? どーした?」


「いや、またぼーっとしてたよー」
クスクス優心が笑う


「えー 寝不足かな」

昨日あんまり寝てないし


「そっか〜 大丈夫?」

「うん でも午後の授業でないから」

「おっけー 寝るんでしょ?」



その通り だって眠いもん


「うん じゃーね」



優心がヒラヒラ手を振ったのであたしも
振り返して保健室に向かった