時間が止まった。
そんな気がした。

実際止まってないんだけど
あたしにとっては止まった。



2年3組。



あたしは2年3組だった。



「彩友美ぃ~和也3組だったあ」

梓彩…泣いちゃってるよ。
あたしも泣きたい…
「あたしも3組だよ…」

「え…だって友輝もうちも1組だよ」

「うん…クラス別れちゃった」

あたしたちは悲しさを
紛らわすため屋上に向かった。

もちろん友輝はいない。

「も~最悪すぎ!!センコーたちうざっ」
「だよね。あたし仲良い友達クラスにいないし」

「うちも~!!でも部活の時は一緒にいれるよ♪」

そうだ…
マネージャーになれたんだ。
卒業式の後友輝が頼んでくれた。

「じゃあ今日から部活で会おうねっ」

「うんっまたね」

3組はまぢつまんない。
友達は出来たけど
あたしとはあんまり合わない。

まぢ…早く放課後になって!!