そう言いながらつばさんは、メニューを開いた。
「やった!ありがとう」
私はつばさんの好意を素直に受けて、一緒にメニューを覗き込んだ。
デザートを食べ終えて、再び下のフロアに降り立ち、『つばさんの女の子大作戦!』を敢行した。
私は、ピンクのフワフワしたハートのステッキを持ち、オネエ言葉を使うファッションアドバイザーになった気分で、つばさんに似合う服を物色した。
「ダメよ、これじゃあ、おブスー!せっかくスタイルがいいんだから、足だしちゃいなさいよっ!足を出していかないと油断して、太ってくるのよっ!」
夢中になり過ぎて、頭の中でアドバイザーの声が聞こえた。
「はい、解りました。先生!」と頷き、あれは?これは?とつばさんに洋服をあててみる。
「いいじゃない?合格点よ」
試着室から出て来たつばさんを見て、私の脳裏にいるオシャレ先生が頷いた。
「すごく、いいと思います。先生も合格だとおっしゃってます」

