フテキな片想い



地球儀のような丸いフォルム。


半球型のフード付きの椅子で、回転もする。


「タイムカプセルみたいでカッコイイ」と星夜も気に入っているようで、俺の部屋に来た時の定位置になっている。


「何だよ、改まって」


星夜用の布団をベッドの横に敷きながら、椅子に座る彼を振り返った。


「明るくて、かわいくて。初対面の僕にも気さくに話し掛けてくれて」


まぁ、俺からしたら、美雨が星夜に、結構気を遣ってるの解ったけど。


誘った手前、あの場を盛り上げようと、頑張ってた。


質問とかして、本当は人見知りのくせに。


だから気疲れして、途中で眠くなったんだ。


「真央のことも、隣にいて眠れる位、安心できる存在なんだなって。美雨ちゃんのお母さんも、真央のこと頼りにしてるって感じがして、家族ってこういう感じだなぁって、ちょっと島で暮らしてた時が懐かしくなったよ」


「ここまで来るのには、一応、色々あったんだけどな」


「でも、それを乗り越えた今があるんでしょ?僕は何があったかは知らないし、真央が言いたくないなら訊かないけれど。みんながみんな思い合ってる感じがいいなって思った。真央が美雨ちゃんを好きになった理由も少し解った」


「まさか、美雨を好きになったとか言わないよな?」