フテキな片想い



美雨と星夜の距離が確実に縮まっている。


話に入れず、疎外感を得ている。


目の前のローテーブルにはポテトチップスがパーティー開けされている。


ポットに入った紅茶と、星夜用の夜食にとサンドウィッチをお兄が差し入れてくれた。


途中、帰宅したばかりの晴美さんが、「私も、仲間に入れて~」と顔出した。


「ダメ、今日はティーンズのみのパーティーだから」と即行で美雨に断わられていた。


「美雨ちゃんのお母さんって、面白い人だね」


「ママだって、気持ちは十代なんだからねっ!」と晴美さんが捨てゼリフを残して、部屋を出て行った後で、星夜が笑いながら、美雨に告げた。


「普通だったら、夜更かししないで、早く寝なさいって怒りそうだけどな」


「いつもは厳しいよ。でも、今日は特別。ママは、真央の友達に会えて嬉しかったんだよ。真央って秘密主義な所があるから、友達連れて来ても、すぐに自分の部屋に籠っちゃうから。今日はこうして、きちんと紹介してもらったからね」


「秘密主義ねぇ……」


星夜が意味深な視線を寄越す。