「俺、美雨ちゃんをどんな事からも、守るからっ!絶対、幸せにするからっ!どうか、俺と付き合って下さいっ!」
そして私は今、蛍さんからの告白を受けている。しかも、公衆の面前でだ。
蛍さんに言われた通り、十五時前に南体育館に向かった。
体育館は既に人だかりが出来ていて、お客さんで溢れていた。
舞台上では、バンド演奏が行われていたから、蛍さんも、バンドで出るのかな?って思っていた。
「美雨の知り合いの人、あのチャライ感じの。バンドやってるの?」
つばさんが耳元で訊ねてくる。
「なのかなぁ?私も初耳なんだ」と返す。
蛍さんだったら、目立ちたがり屋っぽそうだから、ボーカルかな?ギターも弾いてそうと、勝手に想像していると、予想に反して、そのグループの演奏が終わると、楽器や機材が端に寄せられ、舞台上が慌ただしくなる。
「ん?バンド演奏、終わっちゃった?何が始まるの?」
芽衣子が携帯で舞台の様子を動画撮影しながら、訊く。
「私にも解らない」
壁の時計を確認すると、十五時を回った所だ。
「美雨、児玉がいる」

