フテキな片想い



クソっ!


何であんなに自信満々なんだよ。


俺は勝手に自爆して、ようやく落ち着いて来た家族関係を悪化させちまったのに。


……全て上手く行かない。そして、疲れた。


先輩がいなくなると、ソファに倒れ込んだ。


「ごめん、世話になってるのは俺の方なのに、先輩にヤキモチ妬いて、挑発したりして、何やってるんだか」


リビングに出て来た星夜に詫びる。


「いやいや、全然。真央、お風呂入ってきなよ。昨日、徹夜だったんだろう?最近、パンクする程、色々考えて疲れてるんだ。情緒不安定でも仕方ない。今日はゆっくり休みなよ。うるさい兄さんもいないし。僕としてはさ、真央を応援したいんだよ。兄さんが最近美雨ちゃんを気に入ってるのは何となく知ってたんだけど。この間、真央の家で映画を一緒に観た時、僕、二人がすごくいい感じに見えたんだ。お似合いだなって。兄さんは女の子を落とすのは百発百中で、ナルシストな所があるから、自信家なんだ。真央が兄さんの鼻をへし折ってやってよ」


そう言って星夜は穏やかな笑みを浮かべる。


恋敵の弟が俺を応援してくれるなんて、頼もしいじゃないか。


少し元気が出た。