フテキな片想い



つばさんの前で飲み込んだ言葉を、芽衣子に吐露した。


「えっ!?いつの間にそんな急展開迎えてたの?」


「誕生日の夜。ママがね、玲央さんの子供を妊娠したらしくて、その報告をみんなの前でしたのね。そしたら真央が急に怒り出したの。真央が言った言葉に、今度はママが怒っちゃって、真央の頬を叩いたの」


「妊娠!?ほっぺた、パーン!?ドラマみたい!シュラバだね!」


芽衣子は私の話を時折ジェスチャーを交えながら、聞いている。


「真央はそのまま部屋を出て行っちゃって、私は真央を追って、真央の部屋に行ったの。そしたら、真央、椅子の上で泣いてて、私、真央が泣いてる所見るの初めてで、何か真央が壊れちゃいそうに見えて、思わずギュってしたんだ。そしたら、真央からそんな風に告白されて……」


その後、家を出て行ってしまった。


「電話も出ないし、LINEも無視してるし、真央が家出してから、四日になるんだけど、今だ連絡来ずなんだよね」


「児玉くん、家出しちゃったんだ?高校生で家出って、イマドキスゴイね!」


「ね、せっかくママがあったかいの淹れてくれたから、冷める前にどうぞ。私も美雨のカフェのパンプキンパイ頂くね」芽衣子はそういうと、豪快にパンプキンパイにガブリとかぶり付いた。