フテキな片想い



私はママのまだ膨らみのないお腹を見つめた。


そう言われてみれば、微熱が続いてるって言ってたし、夜中にトイレで嘔吐していたママの背中を擦ってあげた事もあった。


最近、玲央さんがいつもに増してママに過保護なのは、赤ちゃんが出来たからなんだ。


点と点が繋がった気がした。


「おめで___」


私の口がそう動いた瞬間、


「未成年の俺たちを考慮して、俺たちが高校を卒業するまでは、結婚しない約束じゃなかったのか?」


向かいの席から、恐ろしく位冷めた声が、放たれた。


「ガキが出来たんなら、そのまま恋人のままでいるっていうワケにもいかないだろ?どうせ、結婚するつもりだったんだろうし」


「出来たら、予定よりは早めに入籍はしたいと思ってる」


玲央さんは、真央を見ながらそう答えた。


__入籍。


ママと玲央さん正式に夫婦になるんだ___何だか他人事みたいに思える。