「泣いたり笑ったり、忙しい奴です。きっと自分以上に他の人を気にしてて、辛いとかしんどいとか弱音が吐けない不器用な奴です。だから、気付いたらボロボロになってて、放って置けない。傍にいて見守ってやりたいって思います」
アイツが笑うと、何かだか自分も嬉しくなって、アイツが泣いていると、何だか自分も悲しくなる。
今まで感じた事のないフシギな感情。
「似てるんだね。児玉と美雨は」
ぽそりと呟いた一言に目が見開く。
「それって美雨のことなんでしょ?でも、私からしたら、児玉が今言ったの全部、児玉自身を分析してるみたい。自分に似てる所があるから、美雨が好きになったんだ?」
「なんで?」
俺が美雨を好きだと解るんだ?俺ってそんなに顔に出るタイプなのか?そう言えば、前に美雨の友達にも同じような事を言われた気がする。
「薄々感じてはいたんだけどね。児玉って美雨の話するとテンション上がるから。美雨がバイト先に来た時だって、私を「カノジョじゃない」って速攻説明してたじゃん?結構傷ついたよ、あの時」
それは、無意識だった。
「……すみません」
謝るしか出来ねぇ。

