フテキな片想い



だからと言って、ブラコンではないけれど。


中学校は男子校に進んだ。特に部活もやってなかったから、当然、女子と触れ合う機会もなく日々は過ぎて行った。


中三になって、受験のために塾通いを始めた。


お兄の友達に塾講師をしている人がいて、特別に割引きをしてくれるという事で、お兄に学費を出して貰って一年間通ったのだ。


そこで何人かの女子に告られた。


放課後、週三回、各二時間の授業で、主要五科目の講座は、全て学力毎に分けられている。


土日に模試を受けることがあっても、休み時間は同じ学校の奴らでどうしても固まってしまう。


そんな中で、話した事もない女子に、いきなり告白されるのは不快だった。


「俺の何を知ってるの?」「知らないくせに何で好きとか言えんの?」


正直に告げて、相手を何回か泣かせてしまった事もある。


そんな事が続くと、「女って面倒くせぇ」と思ってしまい、ますます隔たりが出来る。


女子との関わりは極端に少なく、苦手意識の方が強かった。高校も男子校を選んだし。


そんな時、美雨に出会った。




「すみません」