『葵結いい子にしててね。』

結「うんパパバイバイ。」

 『バイバイ。じゃあ先生
  お願いします。』

先「はい。」


葵結を保育園に預けて、
来た道を戻る。

日向葵が起きているといけないので、
なるべく早く歩く。

やっぱり自分のペースだと
早いと感じるのは気のせいでは
ないだろう。

あっという間に家に着いたので、
日向葵の寝室をチェックする。

 『あっ日向葵起きてた?
  ご飯食べる?』

日「うん、ねぇパパ、
  僕今日保育園は?」

 『お熱あるからお休みだよ。』

日「え~いきたかったな…。」

 『でも、今日はパパもお仕事
  お休みだから、ゆっくりしよう?』

日「うん!」

 『じゃあご飯温めるから、
  日向葵はこれ羽織ってきてね。』

日「わかった。」

上着を渡し、卵粥を温める。

ちょうどいいところで、
日向葵が寝室からでてきた。

 『食べれるだけでいいからね。』

日「うん。」

鍋から食べれそうなだけ
よそってあげる。