君と恋の歌


「わかんないなら、ちゃんと二人で話しなきゃだめでしょ?」

「それが一番だよ」

二人にそう言われて、俺は黙って頷いた。


仕事が終わってから時計を見ると24時をまわっていた。


こんな遅い時間に電話するわけにもいかないし、家に行っても迷惑だよな。


そう思って、俺はバーに向かった。


明日は時間をつくってちゃんと話そう。


すれ違いなんてもうしたくはないから。


空が青森に帰ってからのことを思い出すと、いつもそう思う。