君と恋の歌


そして中からそれを出すと…


『なにこれ…』


思わず出そうになった声をギリギリで止めて、それを見る。


中から出てきたのは、私にはとても似合いそうにないきれいなピアスだった。


途端にそれをポケットに戻し、深呼吸をする。


あまり固まっていては不自然だと思い、洋服は洗わずに畳んで置いた。


脱衣所をでると、一気になんとも言えない気持ちに包まれた。


誰のだろう?とか考える余裕はなくて、いつか振られるんだって、それしか考えられなかった。