君と恋の歌


「着替え置いておくよ」

「うん」


中から短い返事が聞こえて、脱いであった空太の服を持ち上げる。


明日も仕事だろうから、早く洗って乾燥機にかけないと。


そう思って服を持ち上げると、ポケットに何かが入っていることに気付いた。


なんだろう。


この時、私は見なきゃ良かったって後から後悔することになるなんて知らなかった。


洗っちゃいけないからとポケットに手を入れると、固くて小さなものが手に当たった。