「いただきます」

「いただきます」


テーブルを挟んで、二人でご飯を食べる。

たまにしかないその時間のために、仕事を頑張れる気もする。


空の胸には、相変わらず星が輝いている。


俺も一度は外していたものの、空と出会ってまた、毎日のように着けていた。


空の胸元を見るたび嬉しくなっているのは、きっと俺だけだろう。


着物を着ないから、髪飾りはたまにしかしないけれど、大事に閉まってくれている。