急いで帰ろうと足を踏み出した瞬間、後ろでドアが空いた。 「ハルさん。今日はわざわざありがとうございました」 「いいよいいよ」 でてきたのはハルさんで、店の前のベンチに腰かけた。 なんとなく俺も隣に座ると、少しの沈黙のあとハルさんが口を開いた。 「もうすぐ冬だな」 「そうですね」