君と恋の歌


相手も酔ってるから、うつらうつらに話しているんだろう。


俺は酔ってはいないけれど、半ば聞き流すように返事をしていた。


「…んじゃあ、そろそろお開きにしようか」

「だね」


ハルさんとアキがそう言って、俺の誕生日会は終わった。


ドアを開けて店を出ると、冷たい空気が頬を冷やした。


「さむ…」