カランカラン 「こんばんは」 なにも言えなくなったところに、タイミングよく空が来た。 「空太さん!やっと会えた!」 嬉しそうな顔をしてよってくる空に、俺も無意識に微笑む。 「ごめんね。仕事で休みなくて」 「おつかれさまです。空も卒業までにやらなきゃいけないことたくさんで、ここでやったりもしてたんだよ」 久しぶりに聞く空の声が妙に落ち着いて、まるで疲れがふっ飛ぶ ようだった。