俺も時計を見てビックリした。 本を読んでいて時間を気にしていなかったのもあるけど、そんなに寝てたんだ。 よっぽど疲れてたのかな。 「空太さん、お腹すいてる?」 「うん、ちょっと」 ちょっとまっててね、と言って空がキッチンに向かう。 すぐに戻ってきた空の手には、きれいな箱があった。 「はい、どうぞ」