「ん~」 どれくらい時間がたっただろう。 ちょうど本を読み終わる頃、空が目を覚ました。 「おはよう」 「…っ、寝ちゃった…」 一瞬フリーズしてから、落ち込んだ声で空が呟く。 寝起きの声をきくのは初めてじゃないけど、子供っぽくてかわいい。 「今何時…?」 「んー、5時すぎ」 「えっ!そんなに寝てたんだ!」