一時間目が始まる前に、萩野クンは教室を出て行った。 残った岡本クンも授業を真剣に受ける気はないようで、早くも机に突っ伏して寝る体勢に入っている。 萩野クンはこのまま逃げてしまうつもりかもしれない。 北村廉の死を間近で見た今、逃げるのは当然の選択だろうと思った。 しかし、二時間目が終わった休み時間____ 「公介」 萩野クンは戻ってきた。