三人組のひとり、二つ結びの子が真人の乗る電車を指差した。 手首に光る時計が印象的な、北村廉のかわりにリーダー格を務めているらしい子がうなずいて____ 乗り込んできた。 窓越しに映像のように見ていた姿が、実体化して現れる。 向かいの席に座った三人は、まだ真人の存在には気づいていないようだ。 安心すると同時に、いつ気づかれるかもしれない不安との闘いの始まりだと気づく。 なぜ一両目に入った。 なぜ警戒もせずに座った、おれ。