「真人……」 心配そうな目で真人に話しかけてきたやつがいる。 黒沢守。 デブでチビでみんなに蔑まれてるけど、いいやつ。 そして、真人がこのクラスで唯一普通に話せるやつ。 「どした?」 「うん……なんか、こわくない?」 「そう……?」 真人はこわいとは思わない。 どちらかと言えば、 「漫画みたいでちょっとわくわくする」 「お前……神経いかれてるのな」 守も本気ではなかったらしく、二人でくすっと笑った。