山本咲良 彼女の顔を思い出す。 細部まで思い出せない。ぼやけた顔。 いつも教室でひとり本を読んでいた。 ”死ね” 自分が彼女に言っている姿が容易に想像できる。 あたしはその言葉の重みをわかっていなかったから。 あたしは……殺人犯?