「あたしには、弟が三人いるんです! まだ小学生で、小さくて、あたしがいないとなんにもできない子達なんです!」 正しくは、”あたしがいないと何をするかわからない子達”であるが、どうでもいい。 小林は廉を”人殺し”としかみていないようだ。 なんとか一人の生徒として、一人の人間として見てもらわなくては。 そのためになら、弟達だって利用する。 しかし、小林の反応は冷たかった。 「……それで?」 「それでって……」