言の葉~「死ね」と言ったら殺人ですか?~



 天井を見つめる廉を悲しそうな顔で見て、小林は持っていたかごの中からなにやら取り出した。



 それは、銀色の物体とロープ。


 銀色の物体は、半円になっていて両端がとがっている。


 まさか……


 廉の予想は当たった。


 ロープを教卓に置き、銀色の物体だけを持って教室の中央まで歩いていく。


 中央に来た小林は、誰の席かわからない机の上に立って天井にそれを突き刺した。


 天井もそんなにやわではない。


 当然ながらそれは刺さらない。


 しかし、廉がほっとしたのもつかの間、小林はそれをトンカチで無理やり埋め込んだ。