小林は双方に平等であるべきと思ったらしい。 夕菜に意見を求めた。 夕菜はぼろぼろと大粒の涙を流しながら、つっかえつっかえ話し出す。 「え……あの……前に……その……四人で喋ってるときに……」 今夕菜の脳内では猛スピードで、自分達が言った言葉は消して廉が言った言葉だけ残す、という作業が行われていることだろう。 ばかなんだから、そんな器用なことできないくせに。 案の定、すぐにぼろを出した。 あとを伊織が引き継ぐ。