”山本咲良を殺したのは 北村廉” 緑の黒板に、白チョークで書かれたその文字は映える。 背筋がすぅっと冷える思いがした。 そして、怒りが込み上げてくる。 「何よ、これ!?」 廉は黒板消しを引っ掴むと、ほこりひとつないブレザーにチョークの粉が飛ぶのも気にせず、その文字をぬぐった。 消えた、とまではいかないが、とりあえず読めなくなったところで、改めて問う。 「何、これ」