言の葉~「死ね」と言ったら殺人ですか?~



 伊織が携帯を触りだしたので、なんとなく廉も自身の携帯を見た。


 特にやることもなく、ただただいじる。


 ふと顔を上げると、夕菜も春穂も携帯を触っていた。


 無言になったなかで、時折四人の携帯から、ピロリ~ンと音が聞こえてくる。


 咲良


 ふと、誰かの口からそんな単語が漏れた気がした。