言の葉~「死ね」と言ったら殺人ですか?~



 十二月にもなると、午後四時前でも十分に外は暗い。


 だが、廊下はLEDに照らされて、昼間と変わらない明るさだった。


 廉の姿を見たとき、小林はどんな反応を見せるだろうか。

 
 まさか、刃物を持っていきなり襲いかかってくるなんてことはないだろう。


 職員室には他の先生も、小林より屈強な先生だっている。


 何もこわくない。


 両手をこすり合わせて、はあっと息を吐く。


 教室には暖房がはいっているが、廊下ははいっていない。


 職員室に着きドアを開けると、中から暖かい空気が流れ込んできた。