言の葉~「死ね」と言ったら殺人ですか?~



 ざわめきが少し収まってきたかと思うと、


 勝手に人殺し扱いなんて山本咲良、神経いかれてたんじゃね


 ということで話はついたようだった。


 さて、みんなも落ち着いてきたところで……と廉は一番聞きたかったことを質問する。


「小林先生。この遺書は警察にも渡されてるんですよね?」


「う……うん。そうだね」


「それで、警察はあたし達のこと捕まえようとかそういうこと……」


「嘘でしょ! そんなことないでしょ!」


 人が質問しているというのに、夕菜が大声で割り込んでくる。


「今私が聞いてるんだから。夕菜、黙ってて」


 廉が人睨みすると、夕菜はしゅんとして伊織のもとへと戻っていった。