「みんなに読んであげてくれるかな?」 「え、やだよ」 「お願い。僕が読むよりクラスメートが読んであげたほうが、山本さんも喜ぶと思うんだ。きっとね」 やけに強引な小林に言われて、夕菜はいやいや読みだす。 「お父さんお母さんごめんなさい……」 そして途中で顔をしかめた。 「なにこれ」 廉と伊織、春穂も、夕菜の持つ紙を覗き込む。 「え……」 ”私を殺したのは、熊谷高校一年二組”