机が倒れると同時に、萩野クンの体は宙に浮く。 真人に見えるのはその背中だけだったが、揺れる体を後ろからでも見ていたくない。 ゆらり。ゆらり。 ひたすら時計の秒針を見つめることに集中する。 針が一周回って、真人が萩野クンの体に視線を戻したとき、 それはもう遺体となっていた。