betrayalエンドhappy

「あっ!」

転ぶっ!
そう思ったその時。

「ったく。危ねぇだろ。」

さっきの人が支えてくれて、転ばずにすんだ。

「あ、えっと…」

言葉が出てこなくて、また走り出そうとしたのに。

「待てって!」

腕を掴まれたまま、陸の方へ戻されていく。

やめて、とか死なせてよっ!、っていうけど、腕はがっしりと捕まれていて、簡単には逃げられない。