「結花ー!早くっ!!誠也くん達が向かえ来てるわよー。」

耳をつんざくようなお母さんの声が聞こえる。

はーい、と適当に返事をして、パパッと支度を済ませる。


私の名前は、谷中 結花。
ちなみに高校2年生 。


トントンとリズムよく階段を下りて、玄関に向かう。