まずはクラスの掲示板を美鶴と見に行く。


「あー!私たち同じクラスだよ!星歌?聞いてる?」


「あ…う、うん、よかったぁ」


「えへへ。あたしも良かった!」


そして私たちは2人で同じ教室へと向かった。


さっき見た座席表で私と美鶴は座る。
私の隣に来たのは……


クールなイケメン…一言で表すとそうとしか表せられなかった。


サラサラな黒髪に綺麗な目。

なにもかも見透かされてしまいそうな。でも不思議とその目に
光が宿っていなかったような気がするの。
わたしの気のせいかもしれないけれど。

でも隣なんだから話さなきゃ。
せめて挨拶だけでも……


「あ、あの……「おーい、綾翔ー」

さ、遮られてしまった…

そして
私の隣にいた綾翔と呼ばれた人は呼ばれて扉の外にいる
人のところへ行ってしまった…


ダダダダダっ


ん?……何の音だろう…