やはり、もうあいつの姿はあった。 「あれだけ、忠告してあげたのに聞かないとはいい度胸ね。」 相変わらずおどおどしていて、ムカつく。 「ここから、飛び降りたら許してあげるよー。ね?どうする?」 私は下のグラウンドが見えるギリギリの位置に行きながら言った。 そう。これで最期。