「別に。大切な人なんだろうし、好きなやつなんだろうし、、、よくわからない。」


「複雑だね。まっ世の中シンプルなことの方が少ない気がするけど。
いいんじゃない?会えたなら、これからゆっくりとどういう気持ちなのかわかっていけば。。。」


「・・・ああ」

なんか納得しちゃったな。早瀬冬馬に。
私、、決めた。

「私もう、早瀬冬馬に付きまとうのやめる。もう十分いい人だってわかったしさ。ごめんね。一か月も付きまとっちゃって。でも早瀬冬馬を知れてよかったよ。ありがとうございました」

うん。早瀬冬馬はいい人だった。あなたを助けた父を尊敬できる。私よりもずっと生きる価値のある人間だと思う。不器用かもしれないけど、すっごく優しい心を持った人だと思うから。
早瀬冬馬が生きていてくれてよかった。

「・・・」


もともと早瀬冬馬には何にも非はない。
私の納得の為、付きまとって、早瀬冬馬からしたら最悪だったよね・・
ほんと申し訳ない。。。


「ごめん。最悪な一か月だったよね?もしよかったらお詫びさせて?なにか欲しいものとかある?」


「別にない。。。」



「じゃあ、何か役に立つこととかあればいつでも言って!」


「わかった」