。。。

普通に尊敬したのに。。。

「ねぇ。それよりどこにいたの?探したよ。」


「。。。ホラこれ。」


。。。冬馬くんが紙袋を私の眼の前に差し出した。

え?

紙袋を受け取り中を見ると、
さっき私が見ていたうさぎのストラップが
入っていた。。


え?

なんで。。。


「どーして。。。」

「。。さっき欲しそうにしてたろ?」

。。そーだけどさ。。見てたの?っていうか。買ってきたの。。

え。。

どーして。。


「そーだけど。。。」


「いらねーの?」

冬馬くんが私が持っているうさぎのストラップを取り上げようと手を動かした。
あっ。。
「いります!!いります!!」

え。。結局、冬馬くんがうさぎのストラップを取り上げた。

「あげるから、ゆーこと聞け」


「え?」

なにそれ。。でた!また冷たい感じ。。
どつせ。。付きまとうなとか言うんだろうな。。
「簡単に自分犠牲にすんな」

「はい???」
なにを言うかと思ったら。。。。
。。。

そんなことというか。。。

痛いことついてくんな。。

なんか目の奥がジリジリする。。。


「。。。楽な方ばっかり選びやがって。嫌なら嫌だってはっきり言え!自分に負けてどーすんだよ」


。。。。
。。。。。

なんで。。

なにも私のこと知らないくせに。。。

急になに言い出すの。。

「。。。わりぃ。また言い過ぎた。ほら。スマホ貸せ」

え?。。私のスマホを制服のポケットから取り出して、うさぎのストラップをつけている。。

結局くれるんだ。


「もしかして、今日どっか行かない?って言ったからここに来たの?」


「。。。うっさい」

早瀬冬馬。。

あんたって、意外と優しい。一つ知れたよ?


。。。