次の日の朝、
窓から差し込む光で目覚め、
顔を洗おうと洗面台に行こうとすると、
玄関からドンドンと歩く音が聞こえたので
向かうと、切れた顔をした早瀬冬馬がいた。
反射神経で、
これから怒鳴られると身構えると、
案の定。。。

「おい!ふざけんな!許可なしにかってにいずにきてんじゃねー!」

また。。笑わない早瀬冬馬が目の前にいる。。


私の前では。。怒らせてばかり。。


何故か冷静な私がいて。。

第三者的に見れている自分にびっくりした。


「昨日言ったよ?私は早瀬冬馬の前から消えるってだから来なくて平気だよ?」


「は?お前がつきまとわないなら。俺がつきまとうって前に言っただろ?
いちいちお前はうっせーから、
俺について来い。」

。。。。

「もういーって!帰ってお願い」


「。は?お前本気で言ってんのか?」


「うん。本気だよ。私のこと忘れて欲しいから。小さい時からのことから今までのこと全部」