諦めない

とにかく、早瀬冬馬が入っていった
セイジィの家のインターホンを押す。

だってセイジィ一人暮らしなはずだし。。

セイジィはもう70歳だし。。


え。。


ピーンポーン!!

ガチャ。

扉が開き出てきたのは、早瀬冬馬。


「早瀬冬馬?セイジィは?」

「。。。いるけど?」

奥からセイジィが出てきた。

「おーまどか!どした?」

「どーした?じゃないよー。セイジィ!!
早瀬冬馬がなんでセイジィの家にいんの??」


「あーまーまーあがれ。ほれ、まどかの好きな豆大福あるぞ。さっき買ってきたんじゃ。」

の。呑気な。。

もーセイジィ。。


仕方なくセイジィの家に上がり、
三年前に亡くなったセイジィの奥さんの、
セイばぁの仏壇に手をあわせる。

セイバァ、セイジィとは小さい頃から遊んでもらってたから、亡くなった時はほんとつらかった。。もうなんだかんだで、1年ぐらい経つんだよね。。


さっきセイジィが買ってきたと思われる
豆大福がリビングのテーブルに
置いてあったので、
食べようとすると、
早瀬冬馬の視線に気がつき、
パッと早瀬冬馬を見ると、
こっちを睨んでる。。

いやまじ怖いから。。
なに?

「ほれ、冬馬もにらんどらんで、
豆大福食べい!」

ふぅー。セイジィ!
ナイスフォロー!!

「セイジィ!私知らなかったよ?
もう、冬馬くんここに引っ越してきて
1年も経ってんのにー。
教えてよ。同じ高校だったんだしさー」


「あっ同じ高校だったんか??そかそか。
知らんかった。。」