「えっと。 あの……。 なんか、誤解してない?」 「……え?」 「あの子とはー。 たまたま一緒になっただけだよ?」 「……え?」 「でも、さっき……。 見られちゃったか―って。 それに、内緒にしとこうと思ったのにって言ってなかった?」 「あー、それは……」 そう言いながら、琉玖はミルクを地面に下ろした。 あたしに向かって、座り直す。